大きいサイズの靴とパーソナルフィット Shoe maisonです。
今日は浮き指で身体がどんなことになるかをお話しします。
○浮き指で起こる不具合
本来、人の足はかかと・足の指の付け根・足指の3点が地面にしっかりとついて、バランスをとりながら体重を支えています。しかし浮き指の場合、指先が反っていて地面から離れているためにかかとと指の付け根の2点だけに重心がかかるため、立つときも歩くときも常に不安定な状態になります。
浮き指のまま生活するということは、姿勢をはじめとした全身のバランスが崩れることに繋がりやすくなり、全身に様々な症状が現れます。
ですが浮き指は、外反母趾などのように直接的な痛みはありません。また自分が上から見たかぎりでは足の指が浮いていると判断しづらいため自覚している人は少ないようです。
具体的にどんな不調が起きるのでしょうか?
まず、重心バランスが悪いため、角質が出来やすくなります。
○体重のかかる箇所の変化
本来足ユビが負担する部分を足ユビの付け根あたりが担当するようになるので上の図のように親指や小指の付け根、中指の付け根やカカトに出来やすくなります。
そして、完全に浮き指になると足ユビへの圧力がなくなり、巻き爪になります。
□巻き爪など足のトラブルの原因に
浮き指になると、浮いた指は地面をしっかりとつかむことが出来ず、指先に力が入らないので変なところに力が入ってしまいます。すると本来かかるはずのない負荷がかかってしまい、巻き爪や外反母趾、タコ、ウオノメなどの足のトラブルの原因になってしまいます。
□腰痛や肩こりの原因になる場合も
浮き指になると、重心がかかとにかかるためバランスが悪くなり身体が後ろに傾きます。そこで身体はバランスをとるために前傾姿勢を取ろうとして全身に力がはいります。
上半身では、頭を支えるため首に力がはいります。そのため首や肩にかかる負荷も増え、首や肩のこりが生じてしまい腰痛にも繋がってしまいます。
□下半身太りの原因のケースも
下半身は前傾した上半身を支えるために、すねや太ももに必要以上の力がかかってしまい、余分な筋力が発達してしまいます。その筋肉への負担を和らげるために脂肪を蓄えようとして下半身太りの原因になってしまいます。
上げればキリがないほど影響のある浮き指です。
最近では小学生への調査でも8割が浮き指になっているという報告もあります。
ご家庭でも是非チェックしてみてください。
次回は改善策についてお話しいたします。
前回のお話はこちら
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